君が生きている
「君が生きている」 そのことが何よりも大切だと思いたい そのことが愛の形の一つだと思いたい。
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一重まぶた

Author:一重まぶた
一重まぶたです

北海道在住のクリスチャン
しかし、周りとあわせることが出来ないクリスチャンです
愛が何かもわからない



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化物
思春期にいた化け物は僕と一緒に老いた。息は切れ、膝は折れる。
化け物は立ち上がっても、立ち向かわない。
前を向いても、前を見ない。
下を向けば、下を見る。
僕の中にいた化け物はすっかりと息をひそめた。
そして、僕は優しさを手に入れた、偽善を手に入れた。
誰とでも仲良くなろうとし、誰とでも笑おうとしている。
そんな僕に唾を吐いていた化け物は、今は寂しそうに僕を見ている。
人を殴ろうとしていた僕を、化け物は興奮して見ていた。
今は、酒に酔った時にしかその顔を見ない。
僕が誰かに苛ついた時にしかその顔を見せない。
ずっともっと前は、憤りに顔を見せていたのに。
理不尽に顔を見せていたいのに。
誇れるぐらいの化け物だったに。
今はただの昔を懐かしむただの隣人。
そう、僕の隣人。
決して正体ではなくなってしまった僕の隣人。
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