君が生きている
「君が生きている」 そのことが何よりも大切だと思いたい そのことが愛の形の一つだと思いたい。
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一重まぶた

Author:一重まぶた
一重まぶたです

北海道在住のクリスチャン
しかし、周りとあわせることが出来ないクリスチャンです
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詩を書きました
詩なのかな?
とりあえず、思いついたので書いてみました


「狂いたい」
狂いたい
この逸脱した感情に身を任せて
煙草の火がじりじりとその身を焦がし、その吸殻が地面に捨てられ
なおも分解されずに、塵としてその身を残すように
この世界から、煙という形で溶け込みながらも、その後が人々から忌み嫌われるように
狂いたい
なおも狂いたい
何かに繰られるように、脳内の何かに操られるように
身を任せて
そして、そこに飛び込み
大切なものが、何もかも壊す対象にしか見えなくなるまで
そして、その狂気を見つめ静かに笑い
その先にある愉悦を、噛み締めながらその先を生きていたい
その時に、大地震、隕石が落ちてきたとしたらなんともったいないことだろう
人間の狂気の果てにある、愛の果てと同じものを見るその詩悦
そこに飛び込みたい
知識を蓄え、なおその知識を笑い飛ばし、脳内の全てのニューロンの働きを分かりなおそれを越えた感情を
感情というにも、もはやもったいないその感覚を
熱が引く前に
この、心のどこかから沸きあがる熱が、心の泉に消される前に
燃やしつくし、なおも生きたい


僕は、世界平和を心から望んでいます
だけど、一方でこういう気持ちも確かに存在する
人間ってそういうものだろう?
だから、僕はまだまだ人間が分からない





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歩くのをやめた鳥
久しぶりの小説です
前回の「穴の空いた狼」
http://hitoemabuta56.blog87.fc2.com/blog-entry-9.html
の続きになります


「歩くのをやめた鳥」

ある晴れた春の日に僕は殻をやぶった

太陽は眩しくて、暴力的で、僕は顔をしかめた

だけど、見慣れてくるとそれはとても綺麗なことに気がついた

そうやって、空を見上げていると僕はお腹が空いたことに気がついた

お腹が空いてぴいぴい鳴いていたらお母さんが餌をとってきてくれた

僕はそれが当たり前のことだと思っていた

それに僕は僕がそういうものだと思っていた

だけど、ある暑い夏の日に他の兄弟達が僕にこう言った

「そろそろ僕等もここを出て行くか」

え、なんて言ったんだい

僕がその言葉の意味も確認する間もなく、兄弟達はひろいひろい空へと旅立っていった

ああ、僕等は飛べるのか

ああ、僕も行かなくちゃ

僕も行かなくちゃ?

いったいどうやって?

分からない

だけど、兄弟達は飛びたてたんだ

僕にだってきっと出来るはず

そう思って僕は、思い切り巣から飛び降りた

羽ばたくことを知らなかった僕の羽は、思い切り地面に叩きつけられ曲がってしまった

いたい いたい

僕は飛べなかった

ああ、ああ、僕は飛べなかった

僕はよれよれと歩きながら、うっそうと生い茂った森の中をさまよう

ここはどこだろう

僕は怖くて怖くてたまらなくなって、近くの藪に身を潜めた

そこには野いちごがあって、僕はそれを食べて過ごしていた

そうやって何日も過ごしている間に、その藪の周りでは色々なことが起こっているのが分かった

僕以外にも色々な僕みたいなのがいること

四足で歩く動物がいること

その中でも、草を食べる動物

その草を食べる動物がいることを僕は知った

なんてことだい

空を飛べない僕は、ひょっとして一番弱いんじゃないか

怖くなって怖くなって、僕はずっと藪の中に身を隠していた

だけど、その藪の中の野いちごがなくなったときに

僕は藪の中から出ることを余儀なくされた

こわい

藪から出たら、あの狼達に食べられてしまう

だけど、飢えて死んでしまうのも勘弁だ

僕は意を決して藪の中から出た

すると、目の前にはあの恐ろしい狼がいた

なんてことだい

僕は、食べられることを覚悟した

もう、どうにでもなれ

だけど

狼は僕には目もくれず、逃げる豚を追いかけてそれを食べていた

僕には目もくれずに

僕は不思議に思って、うっそうと生い茂る森を歩く

すると、僕は気づいた

彼らは逃げるものしか捕まえない

僕には逃げるための翼が曲がっている

だから、僕は食べられない

ああ、そうか

僕は食べられることすら出来ない

僕は

一人だ

この世界に

僕は一人だ

そう思うと、僕はなんだか悲しくなった

ああ、ああ、なんて悲しいんだ

なんて悲しいんだ

そう思いながら、僕は森の中をさ迷い歩く

昼も夜もさ迷い歩く

誰かいないのか

僕みたいなのが他に誰もいないのか

誰か、僕以外にいなのか!?

誰か、僕を見てくれよ!

泣きながら僕は森をさ迷い歩く

すると

木の実を食べている狼がそこにいた

お腹を押さえ、みっともない格好で木の実を食べる狼がそこにいた

周りの狼が彼を見ながら、笑いながら何か言っている

「君はもう狼じゃないね」

彼らはそう言っていた

ああ

彼も一人だ

この世界に彼も一人だ

仲間がいた

僕はそう思って、嬉しくなった

そして、彼に話しかけた

「やあ、ごきげんいかが」

すると彼はいきなり、その大きな口で僕を丸呑みした

なんだってそんなことをするんだい

だけど、僕は外に出ることが出来た

彼のお腹には大きな穴が空いていたからだ

なんだい、こいつは

狼のくせに果物を食べて、逃げもしない獲物を丸呑みする

僕は少し腹が立ったけど、彼が泣いている事に気がついた

なんで、君は泣いているんだい?

そんなこと、口には出せない

だから僕は社交辞令でお茶を濁すことにした

「ごきげんよう、虫歯に気をつけて」

そう言って僕は彼を後にした

僕は、彼の口は果物の匂いがしたな、と思いながら森の中をまた歩く

だけど今度は、さ迷っているんじゃない

僕と同じような別の動物を探すために

僕は森の中を歩く

昼も夜も森の中を歩く

だけど、木の葉が赤くなる時期になっても僕のような動物はいなかった

そう

あの狼以外には

ああ

あの狼しかいないのか

僕の仲間はあの狼しかいないのか

世界に一人ぼっちなのは、彼と僕だけ

もう一度話しかけよう

「やあ、ごきげんいかが?」

そう言うと、僕はまた狼の口の中に入れられた

だけど、彼は僕をすぐに飲み込まず翼を噛み砕いてから飲み込んだ

僕は、彼の穴から出てきたが激しい痛みに顔が歪む

いたい

なんで彼は食べれもしないのに僕を飲み込むのか

そして、なんだってあまつさえ翼を噛み砕くんだ!

僕は悔しくなって、狼に言い放った

「君は、狼じゃないね」

彼の存在を否定することしか、もう僕には出来なかった

だけど、彼はその言葉を聞いて声を出さずに涙を流していた

だけど、そんなことは知ったことじゃない

僕のほうが泣きたいのだから

それから、僕は痛みに耐える日々が続いた

激しい痛みが、昼夜を問わず僕を襲う

いたい

激しい痛みが、昼夜を問わず僕を襲う

だけど、そんな日々も終わりを告げて痛みが引いた時

僕の翼は真っ直ぐになっていた

僕は羽ばたいてみた

すると、僕の体は浮くことに気がついた

ああ、飛べる

僕は飛べる!

僕は、世界に一人ぼっちじゃなくなった

僕は世界に入れたんだ!

それから、僕は飛び回った

そして、野いちごではなくて虫を食べるようになった

初めて捕まえた蝶は、紐が折り重なって出来ているような姿でよろよろと飛んでいた

僕は、彼なら食べられると思い

彼を捕まえて、むしゃりと食べた

それから、僕は自信をつけて色々な虫を食べるようになった

僕は、世界に生きている!

その達成感が僕を酔わせていく

自分の口が臭くなっていることに気がつかずに

そうして、飛んでいるとあの狼がまた見えた

彼は相変わらず、みっともない格好で野いちごを食べている

だけど、その時僕は思い出した

彼の口からは、果物の匂いがしたことを

そして、自分の口の臭さに気がついた

ああ、僕は臭い

世界に出て、僕はこの臭い口を手にいれた

なんで?

いくら考えてもその答えは出てこなかった

だって、僕の口は臭いのだから

いたたまれない

僕は、臭い口が欲しくて世界に出たのか?

いや、違うはずだ

そもそも狼が羽を真っ直ぐにしなければ、こんなことにはならなかったのに!

だから、僕は狼に文句を言うことにした

狼が野いちごを食べている時に、僕は狼に話しかける

「やあ、ごきげんいかが」

彼は何も反応をしてくれない

寂しい

ちょっと待ってくれ

なんで僕は寂しいんだ

もう僕と彼は違うはずなのに

もう僕は、世界で一人ぼっちではないはずなのに!

「無視しないでくれよ、君と友達になりたいんだ」

僕は、気がついたらそう言っていた

狼は僕に言う

「馬鹿にしないでくれよ なんで君は僕と友達になりたいんだ」

ぐっと悲しみをこらえる

言いたいことはたくさんある

世界のこととか、臭い口のこととか

だけど

そんなこと、言ってどうなるっていうんだ

「泣きながら食べられる身にもなってくれ せめてもっと美味しく食べられたいんだ」

僕は精一杯の強がりを彼に言った

すると、彼は呆気にとられて

そして、少し笑ったんだ

僕はその時

ようやく欲しかったものが手に入った気がした

狼と僕は一緒に木の実を食べる

周りの狼は笑う

僕等はそれを見て互いに笑いあう

周りの狼は笑いながら言う

「君は狼じゃないね」

僕も狼に笑いながら言う

「君は狼じゃないね」

狼は僕に笑いながら言う

「僕は穴の空いた狼だよ」

彼の言葉を聞いたとき、僕はとても満足した

そして、彼は羊に会いに行くと言い森を出た

僕は、彼の帰りを待ちながら木の実を食べる

周りの狼がそれを見て笑う

「お前は、惨めだな あんなのと一緒にいて」

それを聞いた僕は、周りの狼に言う

「臭い口をぷんぷんさせながら、いい気になっている奴らよりはましさ」

その言葉を聞いた狼は、怒りにまかせて僕を食べようとした

僕は、飛ばずにそれを受け入れた

ああ、やっぱり彼らの口は臭かった

そうして、僕は食べられた





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穴の空いた狼
小説をまた書きました


【穴の空いた狼】


僕のお腹には穴が空いている

だから今は何を食べてもこの穴から出てしまう

昔は色んなものを食べた

牛、羊、鳥、豚

昔は色んなものを食べた

逃げる動物を追いかけて、それを食べる

それが僕の誇りだった

だけど今は何を食べてもこの穴から出てしまう

ああ、なんて惨めなんだろう

あの時、春の陽気に浮かれて森を散歩していた僕を責め立てたい

森の木から差し込む日の光や、春の香り

それが僕の勘を鈍くしていた

春の日突然、僕は誰かが作った落とし穴に落ちた

穴の中には尖った杭がさしてあった

その瞬間僕は絶望して

その時、僕のお腹に穴が空いた

いたい、いたい

穴から必死に出た僕は、自分のお腹に穴が空いたことを泣いた

なんだって僕がこんな目に

なんだって僕がこんな目に?

なんだって僕がこんな目に!

悲しみはいつしか怒りへと姿を変えた

ちょうどその時だった

一匹の小鳥が歩きながら僕に話しかけてきた

「やあ、ごきげんいかが」

なんだって君はそんなことを言うんだい

怒り狂った僕は彼を丸飲みした

すると彼はお腹の穴から出てきて、こう言った

「ごきげんよう、虫歯に気をつけて」

ちくしょう、ちくしょう

僕は小鳥にさえ馬鹿にされるのか

いつしか僕は獲物を狩るのを諦めて

森の木の実を食べることにした

二つの前足でお腹の穴を抑えながら

みっともないかっこうで木の実を食べる

周りの狼が僕を笑う

「君はもう狼じゃないね」

そう言いながら僕を笑う

ああ、全くその通りだよ

怒りは薄れ悲しみが波のようにやってくる

あの小鳥が歩きながらまた僕に話しかけてくる

「やあ、ごきげんいかが」

僕は彼を口に含み

翼を噛み砕いた後に、飲み込んだ

彼は穴から出てきてこう言った

「君は狼じゃないね」

僕は小鳥の言葉に涙した

小鳥が歩いて去っていった後に僕はいてもたってもいられなくなり

森から姿を消した

うっそうと生い茂った森から姿を消して

僕は太陽が照りつける草原にいた

そこには一匹の羊がいて、僕に話しかけてきた

「君はなんで泣いているんだい」

「お腹に穴が空いているからさ」

羊は不思議そうな顔をして僕に言葉を続ける

「なんで君はお腹に穴が空いていると泣くんだい?」

「僕はもう木の実しか食べれない 僕はもう狼じゃなくなったんだ」

羊は言葉を続ける

「じゃあ、君はなんなんだい?」

「狼じゃない僕は僕じゃない だから僕は僕じゃないんだ」

羊は眉間にしわをよせてこう言った

「僕がそのお腹の穴を縫ってあげようかい」

僕は驚きながらこう言った

「いいのかい、僕は君を食べてしまうよ」

すると羊は悲しそうな顔をして言った

「それじゃあ、駄目だ 僕が君に食べられると僕がいなくなってしまう」

僕も悲しそうな顔をして言った

「期待させないでくれ 君はなんてひどいやつなんだ」

羊はすまないと言って僕の前から姿を消した

僕は一人で泣いていると

穴の空いたお腹が鳴くのに気がついた

ああ、そうか

ここには木の実も無いんだな

ああ、そうか

僕は森に戻らなきゃいけないのか

僕は泣きながら森に戻った

僕はみっともない格好で木の実を食べる

周りの狼は僕を笑う

あの小鳥は空を飛んでいる

僕はみっともない格好で木の実を食べる

周りの狼は僕を笑う

あの小鳥は蝶を捕まえて食べている

僕はみっともない格好で木の実を食べる

周りの狼は僕を笑う

あの小鳥が僕に話しかけてくる

「やあ、ごきげんいかが」

僕はみっともない格好で木の実を食べる

「無視しないでおくれよ 君と友達なりたいんだ」

僕は小鳥に言葉を返す

「馬鹿にしないでくれよ なんで君は僕と友達になりたいんだい」

小鳥は僕に話しかける

「だって君は泣いているじゃないか」

僕は泣きながら小鳥に言う

「君には関係ないだろう」

小鳥は返事をする

「泣きながら食べられる身にもなってくれ せめてもっと美味しく食べられたいんだ」

僕はその言葉を聞いて

呆気にとられた

そして

久しぶりに

少し笑えたんだ

「ありがとう」

僕は小鳥にそう言い、彼と友達になった

小鳥と僕は一緒に木の実を食べる

周りの狼は笑う

僕等はそれを見て互いに笑いあう

周りの狼は笑いながら言う

「君は狼じゃないね」

小鳥も僕に笑いながら言う

「君は狼じゃないね」

僕は小鳥に笑いながら言う

「僕は穴の空いた狼だよ」

小鳥は笑いながら、その通りだねと言った

ああ、いつかの羊にも言いに行こう

僕は穴の空いた狼だっていうことを


終わり



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成長という言葉の残酷さ
教会でよく「成長しましょう」という言葉を聞く
僕はその言葉が嫌いだ、ものすごく嫌いだ
クリスチャンは成長するものだというよように言っているようで聞くのがとてもつらい
僕の友達に、ダウン症の人がいる
彼にどんな成長を望めと言うのか

そう、成長という言葉は健常者だけに許されている
アルツハイマーにかかった人はどうすればいいのか
筋ジストロフィーにかかった人に奉仕をすれというのか
意識があるだけで、体が全く動かない難病の子供に「成長しなさい」と言うのだろうか

神様は僕等に何を望んでいるのか
それは成長して、立派な人間になることか
僕は違うと思う
幸せに生きること
周りの人と笑顔で過ごすこと
そのことを望んでいるように思えて仕方が無い

たとえ異言を言おうと天使の言葉を言えても、愛が無ければ何の意味も無い
山を動かすほどの完全な信仰を持っていても愛が無ければ意味が無い
そう言っているのは聖書だ
それと同じように、どんなに立派な人間に成長しようと愛が無ければ意味が無い

愛するということを考えた時に、安易に「成長しましょう」なんて言えないはずだ
成長できない人たちもこの世の中にはたくさんいるのだから
そんな人たちに「成長しましょう」と言うとき、そこに愛はあるのか

信仰、希望、愛
この中で最も偉大なのが愛だ

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とてもとても大きな繭
僕は今地面を這っている

かなり先に生まれた友達はみんな空を飛んでいる

僕もきっときっとああやって空を飛ぶんだろう

少し先に生まれた友達が蛹になろうとしていた

木の上で蛹になろうとしていた彼は

鳥についばまれて地面に落ちてしまった

よく見ていたら

たくさんの友達が、鳥に食べられている

やあやあ、僕はそんなことにはなりたくない

そう思って

僕はたくさん糸を吐いた

たくさんたくさん糸を吐いた

みんなはサナギになるのに、僕はとても大きな繭になった

それでもそれでも僕は足りない

もっと大きな鳥が来たらどうしよう

だから僕は糸を吐く

たくさんたくさん糸を吐く

そうしたら

僕はとてもとても大きな繭になった

鳥は僕を食べない

だけど

僕はここから出れないことに気がついた

「君はなんでじっとしているの?」

誰かが僕にそう言った

「この中から出れないんだ」

「そうかい、それは大変だ 転がることも出来ないのかい?」

「あ」

僕はそんなことにも気がつかなかった

「ありがとう」

そう言って僕は転がることにした

ゴロゴロゴロ

やあやあ、僕は自由に動けるじゃないか

空は飛べないけれども僕は自由に動けるじゃないか

そう思って僕は転がっていたら

端っこがどこかに引っかかってしまった

それでも僕は転がった

もう、止められないんだ

転がりはじめると止まれないんだ

そうしていくうちに、だんだん繭が小さくなっていく

イヤだイヤだ

僕の中身が出てしまう

僕の中身が出てしまう

鳥に食べられる

あのくちばしでついばまれるんだ

だけども繭はとまらない

だんだん小さくなってく僕の繭

周りのサナギと同じくらいになってしまった

中身が出るまでもう少し

イヤだイヤだ

そう思っていても繭は止まらない

イヤだイヤだ!

でも、止まらない

そうして繭はいつしか一本の紐になっていた

そして

僕の中身が表れた

僕の中身は

空っぽだった

ああ

そうか

僕は繭だったのか

僕は繭だったのか

「どうしよう」

僕はもう転がれない

もう、地面を這うことも出来ない

泣きたいけれど

泣く事だって出来やしない

「ずいぶん長くなったね」

僕に転がることを教えてくれた彼がそう言った

「うん、もう何も出来ないんだ」

僕はそう言った

「ねえ、僕が君を編んであげようかい?」

「え?」

「いいよ、君が望むものに僕が編んであげるよ」

彼はそう言った

僕は考えた

マフラー?

セーター?

でも

やっぱり僕は

「僕は、蝶になりたい」

「うん、わかったよ」

彼はにっこりほほ笑んで、僕を編み始めた

そうして、僕は少し不細工な蝶になった

「良かったのかい? 鳥に食べられるかもしれないよ?」

「うん、そうだね」

「だけど、やっぱり僕は空を飛びたかったんだ」

「そうかい」

彼はほほ笑んで姿を消した

そうして僕は飛んでいる

僕は飛んでいる

空ってとても綺麗なんだ

花ってあんなに綺麗なんだな

ああ

ああ

とてもいい

そして

僕は鳥に食べられた

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